デザイナーをしていると、HPやチラシ、パンフレット、名刺制作などの販促物の制作をメインとしてお受けしていますが、それ以外にも「こんなことが仕事になるの?」というような意外な依頼がたまに来ます!
私自身、人から相談を受けると気軽に手伝ってしまうタイプなので、売上につながらないこともありますが、その経験の中でも「これはサービス化できるんじゃない?」と思うご相談もあります。
今回は、デザイナーとして今まで受けた相談や依頼の中で「こんなことがお仕事に繋がるんだ」という意外なものを中心にご紹介したいと思います。
- デザイナーのお仕事の例
変わったお仕事①:企業のプレゼンシートや企画書制作(10ページ分)
これはベンチャー企業の会社から受けたお仕事です。
「分かりやすく、印象が良いデザインのプレゼン書を作成して欲しい」というだけでなく、プレゼンの中身も考えて欲しいという希望だったので、お客様がどんな事業を行うのか、などをかなり詳しくヒアリングしながら制作しました。
プレゼンというビジネスをする上で重要なシーンで使うものだけに、やりがいのあるお仕事でした。
文章などの内容が固まれば、あとはデザイナーとしてイラストレーターを使ってカッコよく仕上げるだけなので、とても効率の良い案件だったと覚えています。
それ以降、企画書やプレゼンシートなどの案件を受けている訳ではありませんが、営業次第で獲得できるのではないかと考えています。
変わったお仕事②:管理マニュアルの制作(20ページ分)
こちらは、HPの管理マニュアルを作成するお仕事でした。
WordPressで作成したHPだったのですが、「マニュアル化して社内のどんな人でも管理できるようにしたい」という依頼だったので、初心者の方でも分かりやすいマニュアル作成が必要になりました。
作業自体は、WordPressの管理画面のスクリーンショットを並べて、初心者でもわかるように注釈するという内容だったので、WordPressが分かる人であれば簡単に作成できる内容です。
このお仕事で、「デザイナーはマニュアルもお仕事で受けられるんだ」と感じた私は、付き合いのある製造業の社長さんに「社内マニュアルの作成って需要ありますか?」と相談したところ、
- 人材教育マニュアル
- 機械の操作方法マニュアル
- 業務効率化のマニュアル
など、現場で使えるマニュアルの制作はとても有難いと仰っていただきました。これはいつか案件として受けてみたいと思っているお仕事です。
変わったお仕事③:カメラのお仕事!宣材写真の撮影
地方でデザインをしていると、都会と違ってライター、カメラマン、ディレクター、デザイナーなどの分業制ではなく、できる業務はほとんど自分でやることになります。
私も例に漏れず、自分でカメラを購入して商品写真、モデル写真を撮るようになったのですが、そのカメラの腕を買われて「整骨院のスタッフの宣材写真を撮る」といったお仕事を受けました。
その整骨院様は自分のHPを持っており、そこにアップしたいとのことだったので、ただ写真を撮るだけのお仕事でした。
変わったお仕事③:記念パンフレット(小学校)のご相談(相談のみ)
小学校の100周年の記念パンフレットの制作の相談も行いました。通常は相談からデザインまでをお願いしたいという案件になるのですが、この依頼は少し変わっており、デザインのアドバイスだけ行って欲しいという依頼でした。
「会議で提案をしたいから、その話をする内容を相談をしたい」と一風変わったご依頼でした。
変わったお仕事④:ふるさと納税の申請の代行(これは1回のみ)
農家さんのお客様からふるさと納税に商品を出したいという相談から派生し、私の方で申請を代行することになってしまいました。
初めての経験で、私も調べたり自治体に質問したりしながらで進みは遅いものでしたが、無事に申請が終わり商品が売れたことで喜んでいただき、その後にふるさと納税に出品する商品のパッケージ デザインなどのお仕事に繋がりました。
地方でデザインのお仕事をしていると、デザイン以外にも、パソコン周りのお仕事など、多種多様な相談をいただくことがあります。中にはお金に繋がらないお仕事もありますが、お客様はどんなことで困っているのか?何が必要なのか?など様々な情報を知ることができるので、貴重な体験になります。
ぜひデザイナーの方には、「デザイン以外はしない」と断るのではなく、情報収集の一環として様々なお仕事に挑戦してみてください。