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企画書が作れると仕事につながる!デザイナーが提案する企画書の構成

私はデザインのお仕事を獲得するために、手間ですが「企画書」を毎回作成してます。
私が企画書を作る一番の理由は、「企画書を作成した方が圧倒的に契約に至りやすい」からです。

今回はデザイナーが企画書を作成した方が良い理由と、企画書に書く内容をご紹介したいと思います。

この記事でわかること
  • 企画書を作成した方が良い理由
  • お仕事を獲得する企画書の項目

デザイナーが企画書を作成できると「オイシイ」のはなぜか?

先ほど述べた通り、デザインの企画書を作ることで案件の獲得がしやすくなります。

もちろん契約獲得の可能性を上げることも利点なのですが、企画書を作る理由はその他にもあります。

言い方は悪いですが、お客様はデザインの素人であり「どんな完成物になるのか」見当もつきません。そんな時に企画書でイメージを伝え、「こんなイメージのものができますよ!」と知らせる企画書を作ることで、契約前のお客様の不安を減らしたり、「やってみたい!」という気持ちになってもらいやすくなります。

お客様が完成物をイメージできると、「こんな文章を加えることができるか?」など、お客様もアイデアを具体的に出してくれます。他にも追加したい内容と、必要のない内容の選別、ブラッシュアップするポイントが具体的にわかりやすくなるので、制作スピードも上がります。

企画書を予め作ることで、「思っていたものと違う!」、「こうして欲しいと伝えたのに、全然盛り込んでくれなかった」などの、納品後の意見の食い違いが発生しません。

また、お客様の気持ちは変わりやすいものです。「最初に言っていたことと、後から言うことが違う」なんてことも多々あります。

企画書という形で残すことで、議事録のように「お互いこういう話でしたよね?」「この作業内容でしたよね?」と確認でき、意見の食い違いをなくすことでトラブルを防ぎやすくなります。

デザインの案件を獲得する際に、企画書を作ることはメリットがあることは説明しましたが、「実際に企画書にどんなことを書けばいいかわからない!」という方に向けて、企画書に盛り込むべき項目や内容をご紹介したいと思います!

まずはお客様がどんな目的でデザインを依頼したのかを明確にします。

例えば、「チラシで集客して、売上を上げたい」という目的であれば、「売上アップの為に、ターゲットに商品の良さが伝わるチラシ」を作るということが目的になります。

大事なことは、しっかりと役割分担すること。

チラシはあくまで集客する道具ですが、新しくチラシを作ったからと言って「必ず集客できる」という訳ではありません。集客まで責任を負ってしまうと、売上が上がらなかった場合、デザイナーの責任にされてしまいます。

集客はお客様の役割で、デザイナーの役割は「ターゲットにしっかり商品の良さが伝わるチラシを作ること」というように、役割を明確化することが大切です。

目的が決まったら次に、どんな手順で納品まで動くのかを企画書で提示しましょう。

「私はこの業務を請け負います」「お客様にはこんな資料を提出していただきたい」などの要望などをまとめることが大切です。

しっかりとお客様にやって欲しいことを明確にして、丸投げされないようにしないと、全て自分に任せられて一つの案件の労力が増えてしまい、肉体的にも精神的にも負担になって続かなくなってしまいます。

「こんな感じのデザインにして欲しい」というチラシをお客様が持ってくることもありますが、デザイナー視点で「こんなデザインで、こんな内容のチラシだとお客様の目的が叶いそうだ」と判断した参考デザインを持っていきましょう。

そうすることでお客様は「このデザイナーさんは私に親身になって考えてくれてるな!」と感じていただけます。

またお互いの参考になるチラシを見せ合うことで「どうやってこの商品を見せるか?」の話し合いができ、お客様のイメージが具体的になることで「依頼したい!」と思ってもらえる可能性がアップします!

企画書で1番大事なのが、デザインの仮イメージです。

この仮イメージを伝えることで、「ご依頼いただくとこんなものが出来上がります」ということをお客様はわかりますので、完成後に「イメージと違う」と言われて作り直す、などのトラブルを未然に防ぐことができます。

また、この時点でお客様に気に入っていただけたら最高!

納品までの工数がかなり短縮できますし、お客様とも良い関係のまま仕事が終わることができるので、思い切って「自分が作るならこんなデザインになります!」という仮イメージを提案してみましょう!

私の経験上、デザインの仕事は終わりがなく、首を突っ込みすぎると仕事量が膨大になり、利益の出ない仕事になってしまいます。

そのため、「集客」や「売上アップ」などのデザイン以外のことを求めるお客様には、コンサルタントなど別の専門家に依頼してもらった方が我々デザイナーにとって安全なお仕事になります。

無理に自分の領域以外の業務を請け負うのは危険です

集客とデザインは違うことをお客様に理解してもらい、「自分が改善できるのはこのポイントです。」と仕事範囲を明確にしておかないと、「お金をかけて作ったのに全然売れないじゃないか!」などの、本来受けるべきではないクレームが発生してしまうことがあります。

ですので、企画書には「自分の仕事範囲」を明確に記載しておくことが大事。

「時間と労力をかけて一生懸命デザインしたのに、喜んでくれないどころかクレームになった」

そんな結果になってしまうと、デザインすることがイヤになってしまうかもしれません。

心が折れてデザインをやめてしまう人もいました。

私は皆さんにそうなって欲しくないので、「自分の仕事範囲」を明確にすることだけは忘れずに企画書を作成して欲しいと願っています。

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